人と人の間には距離がある

人と人の間には距離がある

大黒市史跡博物館デンスケを治すために向かうイサコヤサコに語った自分の考え。

人と人の間には距離がある。遠い距離が。私と兄さんの間にも・・・。

でも、ゆっくりとていねいに探せば、隔たりをつなぐ道が見つかるかもしれない。その道はすごく細くて、ちょっと目をそらすとすぐに見失ってしまう。だから必死に目をこらして探さなくちゃいけない。

道がある事を信じられなくなったらその道は本当になくなってしまうかもしれない。だから必ず道があると信じ続けなくちゃならない。

【23】

目標地点

<人と人との間の距離>というのは本作が描かんとする目標テーマのひとつ*1であり、東京国際アニメフェア2007の徳間ブースに磯光雄が所信表明として寄せたメッセージにも同様の件がみられる。「空の欠片」もこの目標を踏まえているものと思われる。

磯監督メッセージ

(引用上前略)

人と人の間には必ず距離があり、たどり着くには細い迷い道を歩いてゆかなければならない。手が届きそうな間近に見えるものでも、その間には迷路のように細くて曲がりくねった長い道がある。行き止まりもたくさんある。それはまるで古い町の路地のようです。でもつながっていない道は絶対になくて、いつかきっと辿りつける、そんな気持ちを込めたつもりです。

ただこれは最後の方でたどり着く場所でもあり、元々テーマという言葉はあまり信用していません。前半はおもしろおかしく不真面目に楽しんでもらえればそれで十分だと思います。

2007年1月16日 磯 光雄

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* [作品][その他][ハ行]

*1:もうひとつは失われた情景、など。